東海北陸物産観光連絡協議会はこのほど、観光説明会を東京都内で開いた。東海北陸地区の観光情報を旅行会社などに紹介、商品造成を訴えた。
石川県は、8月までの期間、奥能登市内の旅館ホテルで開催する食のキャンペーン「珠洲まるかじり」を紹介した。例えば春には、ワカメなどの海藻をしゃぶしゃぶとして出す。宿泊施設ごとに異なるだしで味わえるよう工夫した。
岐阜県は、中津川市が取り組んでいる、ヨーロッパ生まれの野菜「チコリ」の商品開発事業を紹介。チコリを知ってもらうための産業観光施設「ちこり村」では商品開発や工場見学などができる。チコリを使った焼酎などもアピールした。
福井県の越前市では、今年が「源氏物語」が記録上で確認されてから千年目を迎えることから、源氏物語54帖にちなみ、「ええとこめぐり54選」(仮称)を4月27日から11月30日まで行う。市内の観光施設など54カ所を選定。このうち35カ所以上を回遊すると、買い物券をプレゼントする。市内観光用の回遊バスも運行される。
三重県は、伊賀市街地と上野公園で開かれる「伊賀上野NINJAフェスタ2008」を紹介。5月6日までの土曜、日曜を中心に忍者をテーマにしたイベントを行う。伊賀鉄道では忍者列車が運行され、電車内に隠れる忍者人形を探すイベントも企画されている。
中津川市は、西洋野菜「チコリ」をPR